IT導入補助金はRPA / UiPathに活用可能!その他の補助金も含めてご紹介
UiPathは、RPAの開発から実行までを一貫して行える代表的なツールの一つです。
IT導入補助金を使うことで、手軽に社内にRPAを導入でき、社内の生産性向上が期待できます。
本記事では、RPAツールであるUiPathの概要と、IT導入補助金が利用できるかについて解説します。
UiPathの導入を検討している方や、IT導入支援事業を活用してRPAを使いたい方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
RPAのUiPathとは?
UiPathとは、RPAを開発・管理・実行するためのツールの名称です。
RPAには多種多様なツールがありますが、UiPathは数あるPRAの中でも代表的なツールとして名前が挙がることが多いです。
UiPathにはRPAのためのさまざまな機能がありますが、代表的な機能は下記の通りです。
UiPath Studio:RPA開発のための設計図UiPath Orchestrator:RPAの一元管理・他のソフトウェアとの統合 UiPath Robots:開発したRPAを実行するロボット |
UiPathではRPAの開発から実行・管理までを行えるため、初心者でもRPAを設計して運用できることが特徴です。
上記に挙げた機能以外にも、RPAの分析やテスト機能などRPAに関するさまざまな機能を網羅しており、業種や業務を問わないRPA作成ができます。
IT導入補助金とは?
IT導入補助金とは、中小企業や小規模事業者が業務を効率化するITツールを導入する際に支給される補助金のことです。
導入するITツールの用途や目的によって、通常枠やセキュリティ対策推進枠、デジタル化基盤導入枠などの類型に分類されており、それぞれ補助金の支給額などが異なります。
IT導入補助金の一般枠、A類型とB類型について詳しく解説します。
A類型
A類型の概要は、下記の通りです。
補助額 | 5万~150万円未満 |
補助率 | 1/2以内 |
業務工程や業務種別のプロセス数 | 1以上 |
賃上げ目標 | 加点 |
補助対象 | ソフトウェア購入費・クラウド利用料(最大2年分)・導入関連費 |
参考:IT導入補助金2023より
A類型は、B類型と比較して補助金の上限枠が少ない申請枠です。
賃上げ目標やプロセス数の条件がゆるいため、導入の費用が少なく、簡易なITツールであればA類型でも十分でしょう。
B類型
B類型の概要は、下記の通りです。
補助額 | 150万~450万円以下 |
補助率 | 1/2以内 |
業務工程や業務種別のプロセス数 | 4以上 |
賃上げ目標 | 必須 |
補助対象 | ソフトウェア購入費・クラウド利用料(最大2年分)・導入関連費 |
参考:IT導入補助金2023より
A類型と比較すると、多くの補助金が出る一方で、プロセス数や賃上げ目標の基準がA類型とは異なるため、高価かつ複雑な業務プロセスを担うツールである必要があります。
高額なツールを導入する際には、条件を満たせるかを考慮したうえでB類型で補助金を申請しましょう。
RPAツールのUiPathはIT導入補助金を活用可能!
RPAツールであるUiPathを導入する際に、IT導入補助金を活用できます。
IT導入補助金の申請をする際には、IT導入支援事業者を通す必要があるため、RPAの取り扱いがある支援事業者の選定から始めましょう。
IT導入支援事業者は、UiPathの導入から運用・管理だけでなく、IT導入補助金を受け取るための申請・手続きを一括でサポートしてくれます。
RPAのUiPathで使えるその他の補助金
RPAのUiPathは、IT導入補助金の他にもさまざまな補助金の対象となっています。
RPAのUiPathが支給の対象となっている補助金は、下記の通りです。
ものづくり補助金 小規模事業者持続化補助金 |
それぞれ詳しく解説します。
ものづくり補助金
ものづくり補助金の概要は、下記の通りです。
補助額 | 100〜1,000万円 |
補助率 | 中小企業:1/2小規模事業者:2/3 |
ものづくり補助金はRPAなどのITツールも補助の対象となります。
IT導入補助金よりも補助額の条件が高いことが特徴です。
申請には3〜5年の事業計画を設定する必要があり、事業計画において定められた要件を満たす必要があります。
もし事業計画の要件が未達成に終わった場合には、補助金を返還する義務が生じるため、申請を検討する際には要項に記載された事業計画の入念な策定を行いましょう。
小規模事業者持続化補助金
小規模事業者持続化補助金とは、商工会議所の管轄地区において、小規模事業者が申請できる補助金です。
補助金を受け取れる小規模事業者の条件は、下記の通りです。
商業・サービス業(宿泊業・娯楽業除く) | 常時使用する従業員の数 5人以下 |
サービス業のうち宿泊業・娯楽業 | 常時使用する従業員の数 20人以下 |
製造業その他 | 常時使用する従業員の数 20人以下 |
参照:小規模事業者持続化補助金<一般型>第 12 回公募公募要領より(PDF)
中小企業は給付の対象外であるため注意しましょう。
申請の際には商工会議所と一緒に事業計画を策定する必要があります。
RPAツールを使いこなせるかで生産性が大きく変わる
RPAツールは、理論上PC上での動作のすべてを自動化することができます。
RPAを導入することで、Excelへの転記作業やレポートの作成などの、時間がかかってしまう単調な作業をRPAで自動化でき、コア業務に人員を割けるようになります。
また、申請業務や在庫管理、入金確認などの業務を自動化することによって人為的なミスを防ぐことができるため、致命的なトラブルを未然に防ぐことも可能です。
RPAツールを使えば、人員削減や時間外労働を防ぐことができ、社内の生産性を大幅に向上させることが期待できます。
まとめ
本記事では、代表的なRPAツールであるUiPathの概要と、UiPathの導入に利用可能なIT導入補助金やその他の補助金について解説しました。
RPAは、社内の業務効率化に大きく貢献することが期待できるため、煩雑な定型業務に時間や人員を割かれて困っている方は、ぜひ導入を検討しましょう。
J-Barrelでは、RPA開発・運用に特化したIT導入支援事業者として承認されており、UiPathの導入やIT導入補助金の申請の手続きまで、一貫したサポートをいたします。
IT導入補助金を使ってUiPathを導入したい方や、どのようなRPAを導入すればいいのかわからない方も、ぜひJ-Barrelまでお気軽にお問い合わせください。