居酒屋チェーンのkintone導入事例|POSレジの限界を突破し「売上×集客×現場力」を一元化したDX事例

まず聞かせてください。こんな状況、心当たりありませんか?

  • POSレジで売上は追えているのに、「なぜ今月この店舗だけ落ちているのか」の原因がわからない
  • 食べログ・ホットペッパー・Instagram・TikTokと媒体が増えるほど、「どこから来たお客様か」の把握が追いつかなくなっている
  • 宴会予約の管理が電話メモやエクセルに散らばっていて、ダブルブッキングや確認漏れが起きたことがある
  • 各店舗のデータをエクセルで集計し直す作業が毎週発生していて、それだけで半日かかる
  • 現場スタッフにアプリ入力をお願いしたら「営業終わりに無理」「操作が難しい」と1ヶ月で誰も使わなくなった

もしひとつでも「あるある」と感じたなら、この記事はあなたのために書きました。

居酒屋チェーンのkintone導入事例——E社長(40代)の場合

E社長は、居酒屋を7店舗展開する40代のオーナーです。各店舗にはPOSレジを導入しており、売上管理は一通りできていました。ところが、店舗数が増えるにつれて「POSでは追えない情報」が積み上がっていきました。

「売上の数字はリアルタイムで見える。でも、”なぜその数字なのか”がわからない。先月より客数が落ちているのは、競合が近くにできたからか、SNSの更新が減ったからか、宴会の取りこぼしがあったからか——POSには答えがないんですよ」

集客媒体の管理も悩みの種でした。食べログ・ホットペッパーグルメへの掲載に加え、各店舗のInstagramとTikTokも運用している。しかし「どの媒体が来店に繋がっているか」を分析するツールがなく、担当スタッフがすべてのデータをエクセルに手で転記して集計する作業が毎週繰り返されていました。

「月曜の午前中、先週のデータをまとめる作業だけで3〜4時間かかってた。それ、本当に必要な仕事なのかって、ずっと思ってたんです」

宴会予約の管理も課題でした。電話で受けた予約をスタッフが紙に書き、その内容をエクセルに転記する——このフローのどこかで情報が抜け落ちて、「確認の電話を2回かけてしまった」「コース内容が伝わっていなかった」というトラブルが繰り返されていました。

現場への入力負荷も深刻でした。以前、日報アプリを導入しようとしたとき、現場スタッフから「深夜の営業終わりに入力する余裕はない」「操作が複雑でわからない」という声が相次ぎ、1ヶ月で誰も使わなくなった苦い経験があります。

このE社長の居酒屋チェーンに、私たちはkintoneを導入しました。

 


 

弊社では90分の無料相談で内容をお伺いし、それをもとに御社専用のデモアプリを作成させていただきます。

無料で1週間試していただき、ご検討いただけるので導入リスクも少ないのが弊社のメリットです!

 

 


 

 

居酒屋の「POSの壁」——なぜ売上が見えているのに経営判断が難しいのか

POSレジは優秀なツールです。売上・客数・客単価・時間帯別の動向——これらをリアルタイムで把握できます。しかし、POSが答えられない問いがあります。

「この売上は、どの集客施策の結果か」 「SNSのどの投稿が来店に繋がったか」 「宴会予約の取りこぼしはどこで起きているか」 「ドリンクの原価率が高い店舗と低い店舗、何が違うのか」

POSは「結果の数字」を教えてくれますが、「原因と対策」は教えてくれません。店舗数が増えれば増えるほど、この「POSの壁」は大きくなります。そして多くの経営者が、この壁をエクセルで乗り越えようとして、膨大な集計作業に追われることになります。

「攻めの経営判断」に必要なのは、売上の数字だけでなく、その数字を生み出した「原因データ」です。

 

そもそもkintoneとは?居酒屋チェーンとの相性がいい理由

kintoneは、サイボウズ社が提供する業務アプリ作成ツールです。プログラミング不要で、自社の業務に合わせた管理画面を作れます。

居酒屋チェーンとの相性が特によい理由は2つあります。

ひとつは**「現場ファーストのUI設計が自由にできる」**こと。iPadやスマホで直感的に操作できる画面を作れるため、深夜の営業終わりでも「タップするだけ」で報告が完結します。キーボード入力をほぼゼロにできるのが、飲食現場での定着率を大きく変えます。

もうひとつは**「異なるデータを繋げられる」**こと。POSの売上データ・集客媒体のアクセス数・SNSの投稿実績・宴会予約の状況——これらをkintone上で紐付けることで、「どの施策が来店に繋がったか」がグラフで一目でわかるようになります。

居酒屋チェーンのkintone——エクセル管理との違いはここ

エクセル+POS管理 kintone導入後
集客媒体と売上の紐付け × 手動で突き合わせ ◎ 自動でグラフ表示
宴会予約の一元管理 × 紙・電話メモが混在 ◎ 全店舗の予約を一画面で管理
現場スタッフの入力負荷 × キーボード入力が必要 ◎ タップのみで完結
店舗間のノウハウ共有 × 属人化しやすい ◎ 成功事例をリアルタイム共有
本部の集計作業 × 毎週数時間かかる ◎ 自動集計でほぼゼロに

エクセルとPOSの組み合わせでは、情報が「点」のまま散らばっています。kintoneはこれらを「線」として繋ぎ、経営判断に使えるデータへと変えます。

 

プロが設計した「3つの解決策」

1. 現場特化のUI設計——深夜の営業終わりでも「30秒」で完了

現場スタッフへの入力負荷を最小限にするために、画面設計に最も時間をかけました。

文字を打つ場面をほぼゼロにしています。店舗名・担当者はルックアップで自動入力。天候・混雑度・特記事項はすべて選択肢からタップするだけ。数値入力も最小限に絞り、深夜の営業終了後の報告が30秒以内に完結する設計にしました。

居酒屋の現場は特殊です。深夜まで営業し、クローズ作業も多い。「入力が面倒」と感じた瞬間にデータが途絶えます。「いかに入力を減らすか」という設計思想が、現場定着の分岐点です。

2. 集客メディアの可視化——「どの施策が効いているか」が一発でわかる

食べログ・ホットペッパーグルメ・Instagram・TikTokの各媒体データをkintoneに集約し、POSの売上データと突き合わせるダッシュボードを構築しました。

「先週Instagramの投稿を増やした店舗は、週末の来客数が前週比で伸びている」「ホットペッパーのクーポン配信日は客単価が下がる傾向がある」——こういった分析が、グラフで一目でわかるようになります。「なんとなくSNSをやっている」状態から、「データを見ながら次の施策を決める」状態へ。集客への投資対効果が、初めて見える化されます。

3. 宴会予約とSNS運用の一元管理——ノウハウをチェーン全体に広げる

宴会予約はkintoneに集約することで、全店舗の予約状況が本部から一画面で確認できるようになります。コース内容・人数・担当スタッフが一か所に揃うため、電話での確認作業やダブルブッキングのリスクがなくなります。

SNS管理では、各店舗の投稿スケジュール・投稿内容・エンゲージメント率をkintoneで一元管理します。「A店舗のこの投稿スタイルが数字がいい」という成功パターンを本部が把握し、他店舗へ展開できます。うまくいっているやり方が埋もれず、チェーン全体の底上げに繋がります。

 

kintone導入で変わった「3つのこと」

1. 月曜の集計作業がなくなった

以前は毎週月曜の午前中に3〜4時間かかっていた集計作業が、ほぼゼロになりました。各店舗のデータはリアルタイムでkintoneに集まり、ダッシュボードが自動で更新されます。本部スタッフが「集計するための時間」から解放され、「分析して動くための時間」が生まれました。

2. 「なんとなく」の経営判断がなくなった

「この店舗、最近元気ないな」という感覚頼りの判断から、「この店舗は平日夜のリピート率が落ちていて、SNSの更新頻度と相関がある」というデータに基づく判断へ。次の打ち手が明確になることで、施策のスピードと精度が上がりました。

3. 現場スタッフが自発的にデータを入れるようになった

「タップするだけ」の設計にしたことで、深夜の営業終わりでも入力が定着しました。データが集まるようになると、「先週うちの店、お客さんの反応どうだった?」と現場スタッフ自身がダッシュボードを見るようになり、数字への意識が変わっていきました。

E社長の場合、導入後こう変わった

導入から半年後、E社長はこう話してくれました。

「今は毎朝コーヒー飲みながら全店のダッシュボードを5分見るだけで、今日どこに動けばいいかがわかる。以前は月曜にようやく先週の数字を見ていたのに、今は昨日の数字を今朝見ている。この差は、経営していて体感がぜんぜん違う」

SNS管理の一元化も、想定以上の効果がありました。「A店舗のショート動画スタイルが数字がいい」と気づいた本部が、同じフォーマットを他店舗に展開したところ、チェーン全体のSNSフォロワーが3ヶ月で大きく伸びたといいます。

「データが繋がると、いいことが連鎖するんです。うまくいっていることが見えると、それを広げたくなる」

 

 

 

 

こんな居酒屋チェーンに特におすすめです

✔ 複数店舗を展開していて、店舗間の比較・分析ができていない 店舗ごとの強みと弱みをデータで把握することが、多店舗経営の次のステージへの鍵です。

✔ POSの数字は見えているが、「なぜその数字なのか」の原因が追えていない 売上の「結果」だけでなく、集客施策・SNS・現場の状況という「原因データ」を繋げることで、経営判断の質が変わります。

✔ 宴会予約の管理が電話・紙・エクセルに散らばっていて、ミスやトラブルが起きている 予約情報の一元化は、居酒屋チェーンのkintone導入で最も即効性の高い改善のひとつです。

✔ 現場スタッフへのITツール導入に過去に失敗したことがある 「現場ファースト」の設計思想で構築することが、定着率を決定的に変えます。深夜の営業終わりでも30秒で終わる画面なら、現場は負担を感じません。

✔ 成功している店舗のノウハウが他店に伝わらず、属人化している SNS運用・集客施策・現場の工夫をkintoneで見える化することで、チェーン全体の底上げが実現します。

居酒屋チェーンのkintone導入の流れ

STEP 1:ヒアリング(現状の整理) 店舗数・現在使っている管理ツール・最も手間がかかっている業務をお聞きします。POSのデータ形式や掲載している集客媒体も確認します。所要時間は1〜2時間程度。

STEP 2:設計(現場UI+データ連携の優先順位を決める) 「まず日報の定着から」「最初は宴会予約管理だけ」と絞ることで、現場への負荷を最小限に抑えながら確実に動くシステムを作ります。

STEP 3:構築・テスト(1店舗モデル運用で完成度を高める) 1店舗をモデル店として実際にテスト運用します。現場スタッフの「ここが使いにくい」という声を画面に反映し、全店展開前に完成度を高めます。

STEP 4:全店展開・フォロー モデル店で完成した設計を全店に展開します。スタッフへの操作説明も含めてサポートします。全体のスケジュールは2〜3ヶ月程度が目安です。

「現場が使ってくれない」を卒業するために

居酒屋のITツール導入でよく聞く失敗は、「入れたけど現場が使わなくなった」です。その原因のほとんどは、深夜まで働くスタッフの忙しさへの配慮が足りない設計にあります。

kintoneは設計次第で「30秒で終わる報告ツール」にも、「複雑すぎて誰も使わないシステム」にもなります。現場が使い続けられるかどうかは、機能の多さではなく、「いかに入力を減らすか」という設計思想で決まります。

データが集まり続けることではじめて、経営判断に使えるシステムになります。まずは「現場が続けられる画面」を作ることが、すべての起点です。

まとめ

  • POSレジでは「結果の数字」しかわからない。「原因データ」を繋げるのがkintoneの役割
  • 集客媒体×売上のダッシュボードで「どの施策が来店に繋がったか」が一目でわかる
  • 現場特化のUI設計で、深夜の営業終わりでも「タップのみ・30秒以内」に完結
  • 宴会予約の一元管理で、電話ミス・確認漏れ・ダブルブッキングをゼロにできる
  • SNS運用管理の一元化で、成功している店舗のノウハウをチェーン全体に展開できる
  • 導入は1店舗のモデル運用から。現場での定着を確認してから全店展開するのが成功のコツ

居酒屋チェーンのkintone導入に興味が出てきた方は、ぜひ一度ご相談ください。現在の管理ツールと店舗数をお聞きした上で、最適な設計をご提案します。まずは無料ヒアリングからどうぞ。