kintoneとは?事例をもとに導入するメリットをわかりやすく解説!

「kintone」には、テレビCMの影響もあり、なんとなく便利そうなツールだというイメージがありますが、具体的にどのようなことができるツールなのでしょうか。

CMでは「顧客案件管理」「売上管理」「経費申請「グローバルコミュニケーションプロジェクト管理」ができるとか、「天文学的な時間を要してた作業が素早くできる」とか、なんだかすごく便利で色々なことができそうなツールであることが伝わってきます。

本記事では、kintoneの概要や導入事例、メリットについて解説します。kintoneとは何なのか、実際にどんなことに役立つのかよくわからない人は、ぜひ本記事を参考にしてください。

kintoneとは?

kintoneとは、サイボウズ株式会社が提供している、ノーコードでアプリ(業務システム)が作れるクラウドサービスです。

自社の業務フローに合わせて、多岐にわたる用途にカスタマイズされたアプリを作成できるのがkintoneの大きな特長です。

たとえば、顧客案件の管理から始まり、交通費申請、日報やプロジェクト管理、受発注管理、そしてお弁当の注文アプリまで、さまざまな業務に対応したアプリケーションを容易に構築できます。

特に、ユーザーがプログラミングの知識を必要とせずに、直感的なインターフェースを通じて業務アプリを作成できる点で注目されています。

自社の業務に合わせてカスタマイズされたアプリは、業務の効率化に非常に役に立ちます。

kintoneは、さまざまな業界・規模の組織にとって、効率的な業務と管理をサポートする強力なツールとなっています。

ユーザーはノーコードでアプリをカスタマイズし、自社のビジネスニーズに適した最適なアプリを作れることから、多くの企業がkintoneを利用して業務効率の向上を実現しています。

kintoneの導入事例

それでは、実際にどのような会社で導入されているのか事例を見てみましょう。

本記事では、下記の4社の事例について紹介します。

  • みずほ信託銀行
  • 株式会社赤福
  • 有限会社上村工作所
  • 社会保険労務士法人とうかい

それぞれの事例について詳しく解説します。

みずほ信託銀行

みずほ信託銀行では、これまで本部と営業店との間でやり取りされていたExcelリストの配布・集計業務をkintoneに置き換えることで、大幅な業務効率化に成功しています。

Excelでのやり取りを行っていた時は、集計処理に稼働がかかり、月末に処理が集中してしまうだけでなく、稼働が追いつかず、集計データが1ヶ月前の古い情報でしかだせないこともあったそうです。

kintoneを導入したことにより、月末締めの集計作業が不要になり、本部が立案した施策の進捗状況がタイムリーに把握できるようになっています。約1,700名規模のアカウントを配布してアプリを運用しており、本部と営業店の情報共有の迅速化に成功しています。

株式会社赤福

株式会社赤福は、毎月販売する「朔日餅(ついたちもち)」の予約管理システムにkintoneを採用することで、年間200時間の稼働削減に成功しています。

kintone導入前までは、紙の予約伝票をお客様に渡して運用していましたが、紙の伝票の集計作業に1日6時間かかったり、予約伝票を忘れたお客様の予約情報を検索するのに手作業で予約台帳の中を探したりと、社員稼働がかかるだけでなく、お客様をお待たせする結果にもなっていました。

kintoneで予約管理システムを構築して運用してからは、集計結果もリアルタイムで確認でき、予約伝票をお客様が来店されても、電話番号の下4桁で素早く予約内容を検索できるようになり、大幅に稼働が短縮されました。

また、「1時間ごとの処理能力グラフ」など、1時間で何件の予約や受け渡しが行われたかがわかり、販売状況をデータで分析できるようになった結果、販売の傾向と翌月の対策が立てやすくなったそうです。

kintoneの導入により、業務効率化のほか、DXの推進にも成功している事例です。

有限会社上村工作所

有限会社上村工作所は、作業工程管理にkintoneを導入しています。kintoneを導入するまでは、Excelへ注文を受けた製品の納期や製品名などを記録し、その製品に合った図面番号を手作業で入力していたそうです。

Excelへ図面番号を手入力する際に、誤った図面番号を入力してしまうケースもあり、注文を受けた製品と全く異なる製品を作り始めてしまうトラブルもありました。

Excelからkintoneへ変えたことにより、kintoneのルックアップ機能を使って、製品に対応した図面情報が自動で入力されるようになり、違う図面で製造してしまうリスクがなくなりました。

kintoneは、手作業によって起こるヒューマンエラーをなくすためにも有効なツールです。

社会保険労務士法人とうかい

社会保険労務士法人とうかいは、kintoneを顧客ごとのタスク管理のツールとして利用しています。

社会保険労務士業務では、顧客となる会社ごとに、雇用保険や労災手続き、住民税の手続きなどの期日や必要書類が異なり、それぞれの案件の期日や手続きの進捗を管理するのに工夫が必要です。

顧客管理のツールとしてkintoneを導入したことにより、タスクの抜け漏れの防止や、進捗や全体の業務量の把握ができるようになったそうです。

kintone導入で得られるメリット

上記の導入事例から、kintoneを導入することで、下記のようなメリットが得られることが分かります。

  • 業務効率化
  • データ分析
  • ヒューマンエラー防止
  • タスク管理

これらは、ビジネスにおいて課題として取り上げられることが多く、さまざまな会社で何らかの問題を抱えている項目です。kintoneを導入し有効に使うことで、上記のような課題を解決し、確実に業務改善を行えます。

kintoneの導入は株式会社J-Barrelにお任せください

本記事では、kintoneの概要や導入事例、メリットについて解説しました。kintoneは、ビジネスにおいて、業務の効率化やタスク管理などに非常に役立つツールです。

また、自社の業務に合わせたアプリをノーコードで作れるため、自社で内製化してアプリを作る会社もあります。

しかし、ある程度kintoneの機能を把握していないと、何ができて何ができないのか、実際の業務実態に合ったアプリをどのように作ればいいかが分からないのも事実です。

もし、kintoneを使って課題解決を考えている人は、ぜひ株式会社J-Barrelまでご相談ください。

私たちはkintoneの専門知識と豊富な経験を持ち、お客様のニーズに合わせた最適なアプリの作成やカスタマイズを行います。

どのような課題にも対応できる独自のソリューションを提供し、kintoneの可能性を最大限に引き出すお手伝いをいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。