kintoneのポータルデザインが使いにくい!編集(カスタマイズ)方法は?
kintoneは、自社の業務フローに合わせたアプリを手軽に作れるとても便利なサービスです。
しかし、使っている人の中には「トップページが使いにくい」「アプリがたくさんあると、使いたいアプリを探しにくい」と感じる人もいるようです。
このような不満がある場合、実は「ポータル」をカスタマイズすることで、トップページを使いやすいものに変えられます。
本記事では、kintoneポータルのカスタマイズ方法や、メリット・デメリットについて解説します。
kintoneポータルをカスタマイズして使いやすくしたいと考えている人は、ぜひ本記事を参考にしてみて下さい。
kintoneポータルとは?
kintoneポータルとは、kintoneを開いてログインしたあとに、一番初めに表示されるトップ画面のことです。
このkintoneポータルは、デフォルトで「おしらせ」「通知」「未処理」「スペース」「アプリ」の5つのセクションに分かれて表示されています。
このレイアウトは、kintoneを使う業務や、目的次第では「使いにくい」と感じることもあります。しかし、このレイアウトやデザインを変更する方法もいくつか存在します。
kintoneのポータルのデザインが使いにくい!編集(カスタマイズ)方法は?
kintoneを使っていると、ポータル画面について「こんなに大きなお知らせ欄は要らない」「アプリの項目を、もっと画面の上のほうへ持っていきたい」など、使いやすいように変えたくなってくることがあります。
実は、kintoneポータルは、下記の方法でデザインを変えることが可能です。
- 設定変更方法
- 「Kintone Portal Designer」を使う
- 「classic-app」を使う
- JavaScriptを使ってカスタマイズ
それぞれの変更方法について、順番に解説します。
「ポータルの設定」の変更
kintoneポータルの名前やデフォルトで表示されている各項目の表示/非表示などは、kintoneの「ポータルの設定」から変更できます。
ポータルの設定は、画面右上のオプションボタンからメニュー選択できますが、「kintoneのシステム管理を持つユーザー」と「cybozu.com共通管理者」のみメニューが表示されます。
ポータルの設定で変更できる内容は、下記のとおりです。
- ポータルの名前の変更
- ポータルのカバー画像の変更
- 各項目(「お知らせ掲示板」「通知」「未処理」「スペース」「アプリ」)の表示/非表示の設定
ポータルのカバー画像は、あらかじめ何パターンか用意されていますが、自分でオリジナル画像をアップロードして使うことも可能です。
「Kintone Portal Designer」を使う
「Kintone Portal Designer」は、Google Chromeの拡張機能として提供されているツールで、HTMLとCSSを使って、kintoneポータルのカスタマイズができるツールです。
ツールの中には、さまざまなアイコンやテンプレートも用意されているため、それらを使ってkintoneポータルのデザイン変更もできます。
作成したデザインは、JavaScriptファイルとして出力もでき、別のユーザーがそのJavaScrioptファイルを取り込むことも可能です。
そのため、複数のユーザーで同じデザインを共有できます。
「classic-app」を使う
「classic-app」とは、前述の「Kintone Portal Designer」で提供されているテンプレートの1つで、ポータル画面の各リンクをアプリで管理できるようになります。
kintoneポータルに「リンク集」のような画面が作成でき、kintoneアプリ以外にも、通常のWebサイトのURLをリンク先としたアイコン・項目も作れます。
社内で使う複数のアプリやシステムへのリンクを、担当や目的ごとにセクションに分けて表示できるため、情報が整理され、必要な情報へのアクセスがよりスムーズになるようにカスタマイズできます。
JavaScriptを使ってカスタマイズ
kintoneポータルは、JavaScriptを使ったカスタマイズも可能です。
kintoneが提供するAPIを利用し、JavaScriptを使って外観や機能を、自社で使いやすいように変更できます。
JavaScriptの知識は必要ですが、上手くカスタマイズできれば、特定のアプリや機能に迅速にアクセスできたり、kintoneポータルへリアルタイムな情報を表示できたり、特定のワークフローを自動化できたりします。
kintoneポータルをカスタマイズするメリット
kintoneポータルをカスタマイズするメリットは、シンプルに「使いやすくなる」ことです。
各項目の配置を変更したり、外部機能と連携させたりすることが可能なため、デフォルトのkintoneポータルの状態よりも使いやすさが向上して業務効率も上がります。
kintoneポータルをカスタマイズするデメリット
kintoneポータルをカスタマイズするデメリットは、「トラブルシューティングが難しい」ことです。
たとえば、HTML、CSS、JavaScriptを用いてカスタマイズしたのちに、何らかのエラーが出た場合、コードのバグや問題の特定・修正に時間がかかることがあります。
そして、もしkintoneがアップグレードされたときに、カスタマイズしたものとの互換性が取れなくなるリスクもあります。
kintoneポータルのカスタマイズはお任せください
本記事では、kintoneポータルのカスタマイズ方法や、メリット・デメリットについて解説しました。
kintoneポータルはデフォルトの状態からでも十分使えますが、さらに自社のニーズに合わせてカスタマイズすることで、業務効率を向上させられます。
特定のアプリへの素早いアクセス、重要な情報のダッシュボード表示、自動化されたワークフローなど、カスタマイズによって得られるメリットは多岐にわたります。
しかし、使いやすいようにカスタマイズするには、場合によってはプログラミングスキルが必要になることもあります。
もしプログラミングに自信がない場合や、リソースが限られている場合は、ぜひ株式会社J-Barrelにお任せください。
kintoneの専門知識と豊富な経験により、使いやすいkintoneポータルのカスタマイズから、運用開始後のフォローも含めて対応致しますので、ぜひお気軽にご相談ください。