kintone×LINE WORKS連携で業務効率10倍!導入手順と実践テクニック

kintoneとLINE WORKSの連携は、業務データとコミュニケーションを一体化させ、情報共有のスピードを劇的に向上させます。本記事では、連携による具体的なメリットから、実際の設定手順、そして日報管理や問い合わせ対応など業務シーン別の活用方法まで、すぐに実践できる情報を網羅的に解説します。

なお、本記事で紹介している連携内容は、標準機能だけでなく、API連携やカスタム開発、連携ツールの利用を前提とした構成を含みます。

kintoneとLINE WORKSを連携するメリット

kintoneとLINE WORKSを連携させることで、業務データの管理とコミュニケーションツールをシームレスに統合することが可能になります。それぞれ独立したシステムとして優れた機能を持つ両者ですが、連携することで相乗効果が生まれ、業務効率が飛躍的に向上します。

業務コミュニケーションの一元化

kintoneに蓄積される顧客情報や案件データ、日報などの業務情報を、わざわざkintoneにログインして確認する手間が省けます。LINE WORKSという日常的に使うコミュニケーションツール上で情報を受け取れるため、情報へのアクセス性が格段に向上します。

連携前連携後
kintoneにログインして情報確認LINE WORKSで自動受信
メンバーへの個別連絡が必要自動的にグループへ通知
情報共有に時間差が発生リアルタイムで全員が把握

通知機能で情報の見逃しを防止

kintoneでデータが登録・更新された際に、LINE WORKSへ即座に通知が送られるため、重要な情報を見逃すリスクが大幅に減少します。承認待ちのワークフロー、新規問い合わせの受付、在庫の閾値アラートなど、対応が必要な事項をプッシュ通知で受け取れます。

デスクにいない時でもスマートフォンで即座に気づくことができるので、対応のスピードが向上し、顧客満足度の改善や業務の停滞防止につながります。

モバイル対応で場所を選ばない業務遂行

kintoneもLINE WORKSも優れたモバイルアプリを提供していますが、連携によりスマートフォン一つで情報確認から承認、コミュニケーションまで完結できるようになります。営業担当者が外出先で案件情報を確認したり、管理者が移動中に承認処理を行ったりといった柔軟な働き方が実現します。

特にリモートワークやテレワークが普及した現在、オフィスにいなくても円滑に業務を進められる環境は不可欠です。働く場所や時間に制約されない業務スタイルが可能になります。

kintoneとLINE WORKS連携の基本的な仕組み

kintoneとLINE WORKSの連携は、業務データベースとビジネスチャットを結びつけることで情報の流れをシームレスにする技術です。ここでは連携の基本的な仕組みと、実際にどのような方法で実現できるのかを解説します。

株式会社J-Barrelでは、こうしたkitoneとLINEの連携なども対応させていただいております。kintoneをお持ちでない場合は、アプリの開発から伴走サポートまで一貫して行っておりますので、ぜひ一度ご相談ください。

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連携可能な機能の範囲

kintoneとLINE WORKSの連携では、以下のような機能を実現できます。

連携機能内容主な用途
通知配信kintoneのレコード更新をLINE WORKSに通知承認依頼、ステータス変更の即時共有
データ照会LINE WORKSからkintoneのデータを検索・表示外出先での顧客情報確認
レコード作成LINE WORKSのメッセージからkintoneにデータ登録日報入力、問い合わせ記録
Bot応答自動応答でkintoneの情報を提供在庫確認、スケジュール照会

連携の範囲はkintone側のアプリ設計とLINE WORKS側のBot設定によって柔軟にカスタマイズできます。例えば、特定のフィールドが更新された時のみ通知を送る、特定のグループにのみ情報を配信するなど、業務フローに合わせた細かな制御が可能です。

データの流れと連携方式

kintoneとLINE WORKSの連携は、主に以下の3つの方式で実現されます。

Webhook方式

Webhook方式は、kintoneでイベントが発生した際に自動的にLINE WORKSへデータを送信する仕組みです。kintoneのレコード追加・更新・削除などのタイミングで、設定したWebhook URLに対してデータが送信され、それを受け取ったLINE WORKS Botがメッセージを配信します。この方式はリアルタイム性が高く、承認通知やアラートなど即時性が求められる業務に適しています。

API連携方式

API連携方式では、LINE WORKSからkintoneのREST APIを呼び出してデータを取得・更新します。ユーザーがLINE WORKSのトークルームでBotにコマンドを送ると、BotがkintoneのAPIにアクセスしてデータを照会し、結果を返します。この方式は双方向のやり取りが可能で、外出先からのデータ確認や簡易的な入力作業に活用できます。

中間プラットフォーム方式

Zapierやintegromat(Make)などのiPaaSツールを経由する方式もあります。これらのプラットフォームを使うことで、プログラミングスキルがなくても視覚的な操作で連携フローを構築できます。ただし、月額利用料が発生する場合や、処理速度がダイレクトな連携より遅くなる可能性があります。

利用できる主な連携ツール

kintoneとLINE WORKSの連携を実現するためのツールには、いくつかの選択肢があります。

ツール・方法特徴技術レベル
kintone Webhook + カスタムBot最も柔軟性が高く、細かな制御が可能中〜高(プログラミング必要)
連携サービス(iPaaS)ノーコードで設定可能、導入が容易低(GUIでの設定のみ)
kintone連携プラグイン特定用途に特化した既製品低(設定のみ)
AWS Lambda等のサーバーレスインフラ管理不要で本格的な連携を実現中〜高(クラウド知識必要)

最も一般的なのは、kintoneのWebhook機能とLINE WORKS Botを組み合わせた連携です。この方法では、中間サーバー(Node.jsやPythonで構築)を用意し、kintoneからのWebhookを受信してLINE WORKSのBot APIを呼び出します。サーバーはAWS LambdaやGoogle Cloud Functionsなどのサーバーレス環境で構築すると、運用コストを抑えながら安定した稼働が実現できます。

kintoneとLINE WORKS連携の設定方法

kintoneとLINE WORKSの連携は、適切な手順を踏むことで誰でも実現できます。ここでは、実際の設定手順を5つのステップに分けて詳しく解説します。

ステップ1:連携方法の決定

kintoneとLINE WORKSを連携する方法は複数存在します。まずは自社の業務要件に最適な連携方法を選択することが成功の鍵となります。

連携方法特徴推奨ケース
Webhook利用kintoneの更新をトリガーにLINE WORKSへ通知リアルタイム通知が必要な場合
API連携双方向のデータ連携が可能複雑な業務フローの実装
連携サービス利用ノーコードで簡単に設定可能開発リソースが限られる場合

最も一般的な方法は、kintoneのWebhook機能を使ってLINE WORKS Botに通知を送る方式です。この方法であれば、プログラミング知識が少なくても実装できます。

ステップ2:kintoneアプリの準備

連携するkintoneアプリの設定を整えます。アプリの設定画面から、Webhookで送信したいフィールドを確認し、連携に必要な情報を明確にします。

まず、kintoneの設定メニューから「アプリの設定」を開き、連携したいアプリを選択します。レコード番号やステータスフィールドなど、通知に含めたい項目を事前にリストアップしておくと、後の作業がスムーズです。

次に、アプリのアクセス権限を確認します。Webhookを実行するユーザーに対して、適切な閲覧・編集権限が付与されているか確認してください。

ステップ3:LINE WORKS Botの作成

LINE WORKS Developer Consoleにアクセスし、Botを作成します。LINE WORKS Developer Consoleから新規Botを登録します。

Bot作成時には以下の情報を設定します。

  • Bot名:業務内容がわかりやすい名称を設定
  • 説明:Botの用途を明記
  • アイコン画像:視認性の高い画像を選択

Bot作成後、API IDとServer API Consumer Keyが発行されます。これらの認証情報は連携設定に必須となるため、安全に保管してください。

次にBotをトークルームに追加します。LINE WORKSの管理者画面から、通知を受け取りたいトークルームにBotを招待します。

ステップ4:Webhookの設定

kintoneのアプリ設定画面から「Webhook」の設定を行います。設定画面では、Webhook送信先のURLとして、LINE WORKS APIのエンドポイントを指定します。

Webhookの設定項目は以下の通りです。

設定項目設定内容
URLLINE WORKS Bot APIのエンドポイント
HTTPメソッドPOST
送信タイミングレコード追加時、更新時など
認証情報Bot作成時に取得したAPI Key

多くの場合、間にプログラムやサービスを挟んで連携を実現します。Google Apps ScriptやAWS Lambdaなどのサーバーレス環境を利用すると、サーバー管理の負担なく連携機能を構築できます

メッセージのフォーマットも設定します。kintoneから受け取ったデータを、LINE WORKSで読みやすい形式に整形するスクリプトを作成します。

ステップ5:連携の動作確認

設定が完了したら、必ず動作確認を行います。kintoneでテストレコードを作成し、LINE WORKSに通知が届くか確認してください。

動作確認では以下のポイントをチェックします。

  • 通知が正しいトークルームに届いているか
  • メッセージの内容が期待通りか
  • 必要なフィールドの情報が含まれているか
  • 文字化けやレイアウト崩れがないか

不具合がある場合は、Webhookのログを確認し、エラー内容を特定します。kintoneの設定画面からWebhookの送信履歴を確認できます。

複数のシナリオでテストを実施し、レコードの新規作成、更新、削除など、各イベントで期待通りに動作するか確認することが重要です。

株式会社J-Barrelでは、こうしたkitoneとLINEの連携なども対応させていただいております。kintoneをお持ちでない場合は、アプリの開発から伴走サポートまで一貫して行っておりますので、ぜひ一度ご相談ください。

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業務シーン別の実践的な連携テクニック

kintoneとLINE WORKSの連携は、業務シーンに応じて多様な活用が可能です。ここでは、実際の業務で効果を発揮する具体的な連携テクニックを紹介します。

日報管理とチーム共有の自動化

営業やフィールドワークを行うチームでは、日報の提出と共有が重要な業務となります。kintoneに日報が登録されると同時に、LINE WORKSのトークルームに自動通知を送ることで、マネージャーはリアルタイムで部下の活動状況を把握できます。

具体的な設定としては、kintoneの日報アプリにレコード追加時のWebhook設定を行い、LINE WORKS Botを通じてチーム専用のトークルームに通知を配信します。通知内容には、報告者名、訪問先、商談結果、次回アクションなどの重要項目を含めることで、チームメンバー全員が最新情報を共有できます。

連携項目kintone側の設定LINE WORKS側の反映
日報提出レコード追加時のWebhookトークルームに即時通知
重要案件ステータス変更時のトリガーメンション付き通知
目標達成集計値の自動計算定期レポート配信

さらに、月末の集計結果を自動的にLINE WORKSに配信する仕組みを構築すれば、わざわざkintoneにログインしなくても、スマートフォンで実績確認が可能になります。

在庫管理とアラート通知

製造業や小売業では、在庫の適正管理が利益に直結します。kintoneで在庫数を管理し、設定した閾値を下回った際に自動的にLINE WORKSで発注担当者にアラートを送信する仕組みを構築することで、欠品リスクを大幅に削減できます。

具体的には、kintoneの在庫管理アプリに在庫数の自動計算フィールドを設定し、JavaScriptカスタマイズで閾値判定を行います。閾値を下回った場合にWebhookを発動し、LINE WORKSに商品名、現在庫数、推奨発注数などの情報を含む通知を送信します。

さらに高度な活用として、過去の出荷データから在庫の減少傾向を分析し、欠品予測アラートをLINE WORKSに送信する仕組みも実装可能です。これにより、実際に在庫が不足する前に予防的な発注が可能となり、より安定した在庫管理が実現します。

また、複数拠点の在庫状況を統合管理している場合は、拠点間の在庫移動指示もLINE WORKSを通じて即座に共有できるため、全体最適化された在庫配置が可能になります。

まとめ

kintoneとLINE WORKSの連携により、業務情報の即時共有と通知の自動化が実現できます。Webhookを活用した連携設定により、日報管理や承認通知など様々な業務シーンで効率化が可能です。モバイル対応により場所を選ばず業務を遂行でき、情報の見逃しも防止できます。

株式会社J-Barrelでは、こうしたkitoneとLINEの連携なども対応させていただいております。kintoneをお持ちでない場合は、アプリの開発から伴走サポートまで一貫して行っておりますので、ぜひ一度ご相談ください。

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